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[議題03] 小・中学校スクールバス通学

背景

吉井地域では旧町時代の1970年以後、小・中学校の統廃合されてスクールバスが導入されました。
仁美地区では、山間部の小学校1校を廃校にした際に1台、平野部の小学校2校を1校に統合した際に1台、計2台の小学校用スクールバスが導入され、そのうち1台は遠隔地にあった中学校までの通学手段として併用されていました。
赤磐市政に移行してからも2台体制を継続していましたが、2010年代には小学校路線は1台体制になっており、旧小学校区に運行するとしていたスクールバスは住民が知らない間に減便されていました。 その結果、中学校と小学校の路線が重複する二重運行となっている状況を作り出しましたが、赤磐市への改善要望を行っても放置され、最長1時間以上も乗車しないといけない児童がでてきました。
長時間の移動に体調を崩す児童もおり、スクールバスの運行地域であっても、健康を理由にスクールバスを利用できない子どもがいることは大きな問題です。
この議題に対して北あかいわ住民議会として取り組んだ活動の記録をまとめました。

課題(問題点)

私たちの地域における小・中学校のスクールバスの運行には次のような課題があります。

  1. 長時間移送により児童が体調を崩したという事実
  2. 通学路に危険個所が多数存在すること(照明が無い・獣害の被害)
  3. 旧小学校区に配備されていたスクールバスを住民に説明することなく廃止したこと
  4. 旧小学校区ごとに適用される規則に整合性がないこと
  5. 重複運行により無駄な支出が発生していること

調査

この問題に対して地域として赤磐市に相談した結果、「吉井地域全体での整合性や公平性」が問われ、私たちの地域課題だけでは対処できないと拒絶されました。
そこで当地域では吉井地域全体のスクールバス運行の実態を把握するためにアンケート調査やインターネット調査を行い、スクールバスに関わるレポート※をまとめました。

※スクールバスのレポートは一般公開していますが閲覧には申請が必要です。

旧学区格差①
旧学区格差②

行動

まとめ

この議題は、市の施策が公平に実施されていれば問題が生じることは無かったと考えられます。市の支援基準もあいまいで、不公平な支援が続いたことは大きな問題です。この議題を通じて、今後改善されることを切に願います。